NO MAN NO CRY

好きなものがたくさんあって楽しい。

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2015年に入って3ヶ月が経とうとしていますが、私立恵比寿中学がとても面白いです。
1月に2ndアルバム「金八」をリリースし、Mステに2度出演し話題をさらったかと思えば、3月にはシベリア少女鉄道の土屋さん脚本・演出で舞台「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」に出演。そして覆面バンド五五七ニ三ニ〇として音源をリリースするなど、面白い試みを次々仕掛けてきています。




五五七ニ三二〇には度肝を抜かれましたし、今後もぁぃぁぃ主演の映画「たまこちゃんとコックボー」公開、安本さん客演の舞台「この流れバスター」上演、ひなた主演の映画「脳漿炸裂ガール」公開など、楽しみな話題がたくさんなのですが、今回は遅ればせながら2ndアルバム「金八」の話。

M5に収録されている「キングオブ学芸会のテーマ ~Nu Skool Teenage Riot~」について。




 作詞:仮屋一時
 作曲:吉田哲人
 編曲:吉田哲人・el poco maro・有木竜郎

チームしゃちほこ「いいくらし」や竹達彩奈「apple symphony」、Negicco「Space Nekojaracy」を手がけた吉田哲人さんが作曲し、中学生の反抗や暴動、そしてエビ中のテーマである「永遠に中学生」制度を可愛く歌った、私も大好きなアッパー・チューンです。

副題に ~Nu Skool Teenage Riot~ とあり、Aメロの歌いだしで真山が

「アタリが出たなら さわがにゃソンソン」

と歌っているように、ドイツのデジタルハードコアバンド Atari Teenage Riot を意識した曲調になっています。特に1サビ後の展開からその要素が強まっていますね。





つい最近このネタに気づき、「ほんと面白いことやるなぁ」と思ってふと気になったのが作詞の仮屋一時さんという名前です。

今回のアルバムでは楽曲提供者にBiSの田中佳太×松隈ケンタペア、クリープハイプ尾崎世界観、DJみそしるとMCごはん、魔法少女になり隊など、決して話題性だけではない独自の人選でバラエティに富んだ曲を取り揃えているのですが、仮屋一時さんってまったく耳馴染みがありませんでした。そもそも読み方はなんだ。いっとき?ひととき?

というわけで検索してみたのですが…一切情報が出てこないのです。今回の「キングオブ学芸会のテーマ」の作詞家として以外に全然名前が出てこないんですよね。

これは怪しいぞと思いまして。そして妄想をめぐらせた結果、辿り着いたのが「仮屋一時 = GReeeeN」説でした。














我ながらとても安易な妄想だとは思うのですが、「仮屋一時 GReeeeN」などで検索してもこのような話を書いている人に巡り合わなかったので、これは記事に残しておこうと思った次第です。


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「金八」リリースに寄せたコメントでも、ことさらに「eは4つまで」を強調している仮屋一時さん。4人のメンバーを表すという「4つのe」に強いアイデンティティを持っているGReeeeNとの関連を疑ってしまいます。

2007年にGReeeeNがNEWSに提供したシングル曲のタイトルは「weeeek」だったそうですし、最近は映画「ストロボ・エッジ」の主題歌として「愛唄」をカバーしたwhiteeeenなんてグループも同レーベルからデビューしています。




デフスターレコーズからリリースしている私立恵比寿中学はソニーミュージック系のアーティストに楽曲提供してもらうことが多いので、ユニバーサルのGReeeeNが絡むってあるのかな?なんて思いましたが、「ハイタテキ!」を作ったTAKUYA(ex.JUDY AND MARY)もユニバーサル所属だし、垣根的な問題もなさそうです。

いかんせん、GReeeeNの曲を代表的なシングル曲でしか知らないので、作詞家としての作家性で分析出来ないのが残念なところ。平易で伝わりやすい言葉をストレートに並べるイメージなので、「キングオブ学芸会」のようにややトリッキーな作詞をするのかは疑問です。あとAtari Teenage Riotとも全然結びつかない。(←これは吉田哲人さんからの発注だったらしいけど)


というわけで、決して確信をもっているわけではありませんが、いつかネタばらし的なものがあった時に一人でニヤニヤするべく文面にしてみました。自分が見つけられなかっただけで既に同じような考察してる人がいたらごめんなさい。

りななんも今回のアルバムの中で「私、一番好きかもしんない。」と言っていた「キングオブ学芸会のテーマ」、今度エビ中のライブに行った際には細かいことは忘れてぶち上がろうと思います。


金八金八
(2015/01/28)
私立恵比寿中学

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幕が上がる

















主演:ももいろクローバーZ
監督:本広克行
脚本:喜安浩平
原作:平田オリザ

昨日、「幕が上がる」を見てきました。ももいろクローバーZが主演、監督は「踊る大捜査線シリーズ」の本広克行、脚本は「桐島、部活やめるってよ」の喜安浩平という話題作です。

私は2011年の夏頃からももクロにどっぷりハマり、ももクロ経由でDDになりました。他に推しが増えたこともあり、特に国立でのライブ以降、以前のようには熱心にももクロの情報を追わなくなっています。

「幕が上がる」についても前情報をほとんど入れていませんでした。予告編や番宣は観ていなかったし、製作陣のインタビューなどもほとんど読んでいない状態。ただ一部Twitter上で絶賛する声が拡散されてきたり、先に見た友人からの酷評を聞いたりと、賛否の両方は耳にしてました。


そんな状態で映画を観終えた感想です。
「青春映画」としては決してよくない。余計な演出も多いし、イライラもする。でも「アイドル映画」として、ももクロ好きな立場として見る分には嫌いじゃない…というか、うん、好きでした。


もともとTwitterで見ていた絶賛の声っていうのがかなり疑わしいものだったんです。

 「これはもはやアイドル映画ではない!」とか
 「青春映画として上質で素晴らしい!泣ける!」とか
 「ももクロだってことを忘れて観てました…」などなど。

本広監督×ももクロでそんなわけあるか!と思ってて。でも半信半疑とはいえ、桐島の喜安さん脚本だし、もしかしてもしかしたら…って気持ちで観に行ったのです。

そしたらやっぱり前半はかなりしんどかったですね…。メンバーの決して上手くない演技もさることながら、夏菜子の心情描写を全て本人のナレーションで差し込む演出にイライラ。これが2時間続くとかなり辛いぞ…ってな気持ちで観てました。


気持ちが切り替わったのは映画の中盤でした。夏菜子と杏果が2人で夜の駅のホームで語り合うシーンです。あまり正直に書くのは憚られるのですが、ここの杏果の演技がちょっと拙すぎたんです。しかも、「演劇強豪校から転校してきた即戦力!」的な役どころだったために余計に違和感がありまして。

でも、このシーンを観て「ひどいなぁ」と思いながらですね、私気づいたらニコニコしちゃってたんですよ。

なるほどそういうことかと。ここで思い直しました。ももクロのLiveでもそうです。日頃から、アイドルに対して「歌が上手い」ことはそんなに期待していません。それよりも心を揺さぶる何かや、真剣な表情、メンバーの関係性などなど、アイドルにはアイドルの楽しみ方ってのがあるのです。


後半は「青春映画」としてではなく「アイドル映画」として観ました。映画批評的な目線を和らげて、少し寛容な気持ちで。そうすると、純粋にいいシーンはたくさんあるし、好きなところが沢山見えてきたんです。ヤキモチ妬くしおりん可愛いし、れにちゃんがはしゃぐとほっこりするし、夏菜子の眼力で画が引き締まるし。そうこうするうちに、気づけばストーリーにしっかりのめり込んでました。

さらには、後半に進むにつれてメンバーの演技力がちゃんと上がっていくのを感じました。これって実力派揃いの青春映画では絶対に無い体験ですよね。すると、前半であんなにしつこく入れていた「心情描写をナレーションで全部説明する」という余計な演出も、後半には無くなります。不要になったんですね。撮影序盤の演技力では、きっと入れざるを得なかったのでしょう。

脇を固めるムロツヨシさん、黒木華さんの演技は掛け値なしに素晴らしかった。黒木さん、初めて拝見しましたがもう一気にファンです。

ところどころに出てくる、誰が喜ぶのかわからない安易な関係者のカメオ出演など、要らないなぁ…って思う演出は最後の最後までちょこちょこ挟み込まれます。まぁでも、それすらも「ももクロっぽい」と言えばそうなんですよね。ももクロあるあるです。いつもLiveで感じてることです。でも松崎しげるは絶対に階段を上がってくる途中までの、暗くて誰だかよくわからないワンカットだけの方がよかったな。


というわけで、なんだかんだ観終えた後には「あぁ、楽しかった」って思っちゃいました。もう1回見返したら、序盤のあれこれすらも愛おしく思えるかもしれません。ただ、「これは青春映画として素晴らしい!」なんて言ってる人には全然同調できないし、ももクロに興味が無い人やアイドルに興味が無い人が観て楽しめるかはちょっとわかりません。逆に、杏果のあのシーンをみてニコニコしちゃう体質の人は何度観ても楽しめちゃうんじゃないかな。何を期待してこの映画を見るかで、評価が大きく割れるのだと思います。


という、アイドルDDとしての「幕が上がる」感想でした。観に行ってよかった。

今夜はTBSラジオ、タマフルの「ムービーウォッチメン」のコーナーで宇多丸さんの「幕が上がる」評が聴けるし、他の方の感想もいろいろネットに上がっているので読み比べてみようと思います。